「食べること、遊ぶこと、寝ること」これがあれば子どもは育つ
大阪府貝塚市に「貝塚プレーパーク」という、子どもが冒険できる遊び場があります。これを知ったのは2024年8月5日。九州大学社会教育主事講習にて「人が育つ公民館」という授業を受けたときでした。講師は貝塚市立中央公民館の中川知子さん。上のタイトルは、中川さんが寄稿された文章の一節です。
中川さんは、小学4年生の双子と幼稚園の娘さんの子育て中にプレーパークの実行委員長を引き受けられました。朝から晩まで雑木林の中から出てこない子どもたち。子どもも中川さんも自然の中で遊ぶことの醍醐味を感じ「体はくたくたなのに子育ての幸せを感じていた」ころだそうです。中川さんの寄稿文をもう少し引用させていただきます。
『私にも子どもにも居場所がある。「居てていいんだよ」という大人のおおらかさにずいぶん救われた』
『学ぶというより、一人ひとりが楽しんでいる様子が私の生き方に影響した。楽しめばいいのだ』
タイトルの「食べること、…」には続きがあります。
「食べること、遊ぶこと、寝ること」これがあれば子どもは育つ。その環境をどう整え守るのか考え認識を共有することが今必要なのだ。
そんなことを、自治体も施設も、生徒も教師も親も、地域の方とも一緒に考えながら、雑木林のような居場所を一緒につくっていけたらいいな、とひそかにたくらんでいます。